富山・いのちの教育研究会

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楠顕秀先生 「『いま』を生きる」(平成18年度5月総会)

講演の概要

① これまでの学校教育は
  脳・知能の開発を重視した教育を行ってきたが、
  それを働かせる人間の存在自体の在り様を学ぶことに欠けていた。

② 人智の限界を説いた養老孟司の「バカの壁」と言う本にも説かれているが、
  「人智は謙虚であれ」「人は傲慢さを捨てよ」、
  これが「永遠の今を生きる」ことにつながる。

③ 人間は自然の一部であるのに、
  人間だけが自然と対立する存在として、
  科学技術を過信し、「我の実体化」に陥っている。

④ 過去の賢人は宗教や哲学等の面から、無常、無我、空即是色を説き、
  人の心の深層意識をみつめ、また人間と動物の壁を取り払った。

⑤ 自力を捨て、自然と一体になること、
  すなわち阿弥陀仏の懐に抱かれる願いをもつことは、
  これからの人類が目指すべき境地である。


講演の締め括りとして、
配布資料の中の前川五郎松や金子みすずの詩が紹介され、
これらの詩から純粋でストレートな感動を受けたことで、
講演の主題である「『いま』を生きる」という意味を一層深く感得することができた。
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by toyama-inochi | 2007-05-24 15:22 | ~H24_講演の概要