富山・いのちの教育研究会

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高岡市立野村小学校 公開授業と講演

研究発表授業の講評と講演
文部科学省 教科書調査官 田村 学 先生 

研究授業に引き続いて、別教室にて、県内総合学科・生活科研究会員の多くの参加者を前にして、先ず授業を公開し終えての授業者(教諭 加藤 知恵 先生)の授業内容についての説明がなされた。
 田村先生の講演については、下記のような点で学ぶところが多かった。

・総合的な学習の時間の授業は総合の中で行うのではなく、各教科の中で総合の学習を行うのが好ましい。

・読売新聞の教育ルネッサンスで、文科省の田中孝一氏は、「総合的な学習の時間」は新指導要領では、週1時間だけ減るが、むしろいっそう重視する立場で捉え、習得、活用、探求という「生きる力」をつけるための中核になる。今後は探求を中心に据え、習得、活用は各学科で行う。NIEは、どちらでも行っていい、と述べている。

・講師は加藤先生の授業の中の児童の表情を録画したものをパソコンに入れてOHPで流し、児童の学びの真情を読み取りながら、解説するので分かりやすく説明を納得できる新鮮なスタイルであった。

・加藤先生は教職歴わずか3年だが、授業の組み立てや展開、積極姿勢を講師は高く評価されていた。

・スワヒリ語の学習テストの実例から分かったことは、言葉を覚えるということは学習で終わらないことである。「学習」は単に脳への入力である。「テスト」は脳からの出力である。つまり、脳の機能は「出力」を基準にして、そのパフォーマンスが変化するのである。平たく言えば、「いくら詰め込んでも無意味」であり、「使ったもの勝ち」ということであるという。

・日本は読解力が弱く、経済大国にふさわしくないとの評価がある。それは、PISA読解力テスト(記述式問題が約4割を占める。表やグラフ・地図など非連続テキストが約4割を占める。生徒の興味関心を重視している。実生活と関連の深い課題が多い。など)をこれまで軽視していたことに原因すると評されている。探求のプロセスは課題を見つけ、収集し、分析し、表現することである。

以上のほか、総合で身につけることのできる、大切なことをいろいろな具体的事例をスクリーンで挙げて説明され、参加者に多くの示唆と児童との学びに付いての感動を与えてように思う。
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by toyama-inochi | 2011-02-23 00:48