富山・いのちの教育研究会

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 講演 公立学校と宗教

 本会会員の 広瀬教授から7月にいのちの教育を学校で行う上で貴重な講演を聴くことができた。

 学校で宗教をどのように扱うかは以前から難しく、懸案とされているが、子どもたちが家庭や社会の中で宗教的場面に日々浸ることも多い中で、先生からの貴重な指針を下記のお話から聞くことができた。

 先ず教育基本法の15条(昭和22年に改正)を基点にスタートされた。

宗教に関する寛容の態度宗教に関する一般的な教養及び宗教の社会生活における地位は、教育上尊重されなければならない。
② 国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。

 以上のように、尊重され、かつ特定の宗教に関わらない、という点に立つ。

 世の中には宗教に限らず、お金など必要不可欠なものでも、節度が大事であるが、宗教については倫理、道徳的な生活上、社会に認めらていながら、教育上、「事なかれ主義」で触れないでいくという姿勢が見られる。 

 教師自身も関係教科の中で、教える場面が広がる一方、指導のための教養がまだ十分でない。

 日本文化には古来からの仏教文化や神仏関係行事があり、その中で人智を超えた存在に畏敬の念を抱き、大切にし、今も暮らしている。

 孔子の論語やキリスト教のイエスの言葉、釈迦の言葉など歴史上、宗教上の残された言葉も、それが特定の宗教のための印象を与えたり、直ちに宗教につながるものとなれば法的に認められないこととなると言う。

 脳死の問題や、動物のいのち、食事の時の「いただきます」についても言及され、参加者一同、宗教の扱いについて子どもたちの豊かな人間性の育成に、一般的な宗教理念を把握されたように思う。
 
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by toyama-inochi | 2010-02-06 14:31