富山・いのちの教育研究会

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飯田宗映先生 「生死(しょうじ)の苦海」(平成15年度定例会)

講演概要

前富山県生涯学習カレッジ室長の飯田宗映先生より
「生死(しょうじ)の苦海」と題する講演を拝聴しました。

飯田先生は現在、主として住職を務めることから、
仏教の視点で、以下のような含蓄のある話題について
お話しいただきました。

1, 「生死の苦海」は
 輪廻と同じ意味で、
 自分の行いが原因となって
 六道の冥界に生まれ変わり、
 果てしなく生死を繰り替えすという。

2, 輪廻の反意語は涅槃であり、
 阿弥陀の力で救われる
 絶対の安らぎの世界である。

3. 仏教思想の流れは
 修行者の戒律を守り、
 自身の解脱をめざして修行を積む
 小乗仏教に始まり、
 その後大乗仏教が出現し、
 菩薩の大衆救済の浄土教と
 努力で自身の高揚をめざす
 道元の禅宗を広めた。

4. いのち乃至人間の尊厳は
 自身の自己の人間観を確立するところから
 他者の尊厳も自覚できる。

5. 最近の世相は
 TV番組の無節操さ、夢の無い若者、
 その語彙の貧しさ、物質中心主義、
 人間能力への過信、家庭内の信仰心の軽薄化
 等に危惧感を抱く。

(質疑応答において、
 最近の殺傷事件に関して、
 小動物の命を尊ぶ心や
 学校教育のリーダー性の大切さ
 などの話題が出されました。)
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by toyama-inochi | 2007-05-28 09:24 | ~H24_講演の概要

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