富山・いのちの教育研究会

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山本茂行先生 「動物のいのちと死を見つめて」(平成18年度公開講演会)

講演概要

e0119719_15535336.jpg本会はかねてから、
小学校の各種小動物を題材とした
授業実践に役立つ講演
を考えており、

富山市ファミリーパークの山本茂行園長に
「動物のいのちと死を見つめて」と題して
お願いすることができました。(右写真・稲葉茂樹会長)

以下は、講師からいただいた多くの貴重な示唆の一端です。

① 今話題の旭川動物園の
  人気の要因・計画性・背景について分析される一方で、
  富山ならではの永続性のある動物園の特色と方向を示された。

② 「動物園は大きな町であり、小宇宙である。
  現在約100種1000頭の動物の
  生死にかかわる生活の場である」
  と開園後の23年間の実体験を聞く。

③ 著書「ファミリーパークの仲間たち」の中の、
  『動物園は「動物愛護の場」だけでない。
  動物が生を継続するには死もその裏では必要
  ・・(中略)・・死を日常生活から隠そうとする社会風潮から超えた地平で、
  動物園はやることがあるはずだ。人と動物を見つめながら。』
  を稲葉委員長が挨拶の中で特に紹介。
 
④ 動物園の姿の中に、高齢化、繁殖制限、家禽の優生保存
  の制約が付いて回る点などに対処しながら、
  いのちと死を見つめていかなければならない。

⑤ 生きもの生死に関わる人間の経済社会中で、全てが効率化しているが、
  自然と共にある動物を実感し体験する場を、
  中高年層や経済社会がもっと提供して、
  「人間が生きものである」ことを自ら感じることが、
  昨今の悲惨な事件の抑止につながる。

⑥ 熊の出没などは
  里山という人と熊との境界ゾーンが荒れ放題となった結果であり、
  里山でこそ子どもたちに貴重な体験の場として再生に関わらせたい。



なお、講師は、日ごろ多くの課題対応や講演会、
また同日は市議会答弁資料準備中と多忙なため、
質疑応答は2点に絞り、講演後は参加者の意見交換とし、活発な協議が続きました。
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by toyama-inochi | 2007-05-24 15:54 | ~H24_講演の概要

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