富山・いのちの教育研究会

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いのちの教育~人間の脳の進化から

講演 「いのちと教育・・・人間と脳の進化から
富山短期大学教授  田淵 英一氏


先生は富山医科薬科大学大学院医学研究科を終了され、現在、富山短期大学大学食物栄養学科脳機能解析学を担当されている。標記のテーマで話された内容を講演の毛レジュメから抜粋して下記にまとめさせていただいた。

いのちの始まりである人類の歴史は40数億年前にさかのぼり、生命の誕生は遺伝子を持つ物体つまり微生物(ウィルス)に始まり、それがやがて脊椎動物共通の祖先である魚類の出現となる。そして1~2億年前には恐竜の時代が始まり、大陸の出来たことにより哺乳類が出現する。そして300年前に原始人が登場して人類の誕生となる。

脳の基本的特性としては動物特有のことであり、入力されたことを感覚として捉え、それを脳が制御して、そして運動として出力する。その伝達は神経が行う。植物の場合は光などの感覚はすぐ成長として反応する。

教育とは人から人へと受け継がれていく知的な財産である。人は教育により人間になれる。教育なくして人間にはなれない。

脳を持つ動物にも教育は存在する。そのわけは知識は脳で創られるからでありそれが生き抜くための力となる。

人間の文明文化は、火の発見、言語の発達、文字の発明、電機の発見、電気・輸送機・電子機器の発明を生み出す過程を辿ってきた。

学習の基本は3つのステップを持ち、知識 → 理解 →応用 の段階をとり、各段階では脳が記憶、意味づけ、実践につながる作用をする。

教育でなすべきことは「凡庸な教師はただ喋る。良い教師は説明をする。優れた教師は自らやってみせる。そして偉大な教師は心に火をつける。」(by William Arthur Ward)

日本の教育現場がゆがんでいる原因はアメリカ主導の戦後の民主主義教育である。それは皆が同じことを考え同じことをした画一的教育であり、それは民主主義ではなく実質的に共産主義であった。その結果、゜自らが問題解決しない風習が形成され、反社会的思想が定着した。

現代の若者の長所は「よく考えている。優しい。安定志向である。」短所は「失敗を恐れている。れー経験が足りない。チャレンジ精神が足りない。」である。原因としては社会の複雑化(IT社会による情報過多)、経験不足などが起因している。

以上の先生の講演の概要から、人間のいのちのなりたちやいのちと脳の関係、いのちと教育の観点からいのちの尊厳を深く学ぶことが出来た。
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by toyama-inochi | 2012-01-21 22:13

by toyama-inochi